毛髪の成長 – ヘナ配合白髪染めヘアカラー専門店 マリノショップ
どのように髪は成長していくのか
外から髪が見える箇所を毛幹、皮膚の中に合って見えない箇所を毛根と言います。
髪の一番奥にある毛球で髪が生まれていきます。髪の元になる毛母細胞は毛乳頭の周囲にあります。
毛球の下に毛細血管があり、そこから毛乳頭は栄養分を補給し、毛母細胞に栄養を送ったり、必要な指令を出します。毛乳頭は髪を作る上での重要な司令塔です。
色を取り込む色素細胞
髪の色が決めている細胞があります。それをメラノサイト(色素細胞)といい、毛母細胞近くに位置します。
分裂し始めた毛母細胞に色素はありません。メラノサイトが作り出すメラニン色素を取り込むことで、着色されていきます。もし、取り込むことができない場合、白髪が映えることになります。
白髪・脱毛のメカニズム解明に、毛球の上にあるバジル領域にある色素幹細胞が着目されています。幹細胞は自己複製と分化の機能を持ち合わせる細胞。色素幹細胞は、「毛髪に色をつける色素細胞の元となる細胞」と考えらえています。幹細胞医学の進歩で、白髪の悩みが緩和される日が近いのかもしれません。
髪のサイクル
髪のサイクルには、「成長初期」、「成長期」、「退行期」、「休止期」があり、これを一つとして生え変わります。
「成長初期」・「成長期」⇨約2~6年
成長期の間、毛母細胞が分裂を繰り返し増殖し、髪は太くなり長くなります。これが長ければ6年続きます。
「退行期」⇨約2週間
毛母細胞の分裂が終わり、減少し、収縮します。それに伴い、毛包部が上へ移動します。
「休止期」⇨約2~3ヶ月
毛包部が立毛筋まで上昇します。そのころに、また新しい別の毛包の髪が成長期に入ります。
通常の髪は全部でおよそ10万本あり、1日に50本から100本が抜け変わっています。
毛母細胞が分裂と増殖を繰り返し上へ上へと押し上げられ角化したのが髪です。髪は皮膚から出て、だいたい2〜6年で生え変わります。
毛幹の髪は死んだ細胞です。よって、一度傷めてしまうと同じ状態に戻ることはできません。
なるべく髪を傷めないように気を付けること、そして傷めた場合にきちんとケアをすることが重要です。