髪とストレスとの関係について・ストレス発散方法 – ヘナ配合白髪染めヘアカラー専門店 マリノショップ
ストレスの付き合い方が髪にも影響を与える
ストレスとは、外から与えられた刺激に対して示す防衛反応として示す心身の不具合を指します。老若男女を問わず、誰でも大小さまざまなストレスを受けています。ストレスは髪との関係が強いと感じている人は多いことでしょう。例えば、受験に終われる小中学生、大きな商談を抱えるビジネスマン、育児と家事に追われ自分の時間が見つからない親御さんなどなど。十代の子供から大人までストレスによって髪の量が減った、白髪になった人は枚挙にいとまがありません。
ストレスが髪に与えるメカニズム
ストレス自体が髪に直接悪影響を与えません。一例を挙げれば、ストレスによって睡眠不足になり、それが髪の成長を阻害します。
自律神経バランスが崩れる
自律神経は二種類あります。一つは自動的に反応する交感神経です。昼間や稼働中に活発になり、意識していなくても体温、血行、消化、排泄といった機能をうまく働かせます。他方、副交感神経は夜間やリラックスしている時に働いています。
ストレスが関わるとどうなるでしょうか。
交感神経が副交感神経に対して優位になり血管収縮を起こします。それによって髪に必要な栄養を十分に与えられなくなります。また、興奮状態になり睡眠不足を招きます。実は、睡眠中に成長ホルモンが分泌され、ゴールデンタイムは22時から2時の間と言われています。睡眠不足は髪の成長によくありません。
また、ストレスはホルモンバランスを崩し、それが皮脂腺を活発させ皮脂の分泌量を増やし、そして頭皮環境を悪化させます。
ストレスが白髪化させる可能性
まだ解明されていませんが、何らかの理由で、ストレスによってメラノサイト(色素細胞)の働きを低下させると言われています。ストレスの以外にも、高熱や薬の副作用があるようです。メラノサイトはメラニン色素を作り出し、それを毛母細胞に渡します。メラノサイトが機能することで黒髪になり、機能しなければ白髪になります。
スマホが与える悪影響
スマホの長時間使用によって、スマホから出る強い光で、交感神経が働きっぱなしにします。リラックスできなくなり、睡眠不足を起こします。また、目を酷使することで肩こりを起こします。肩こりは血行不良を起こし、髪への栄養を十分に行き渡らせません。
ストレスをためない工夫を
ストレス自体、髪のみならず、体に悪いことは誰でも感じているところです。ストレスを発散させる具体例を列挙していきます。
お風呂に入る
入浴することで、血管が拡張します。血行がよくなることで、髪の毛に栄養が行き渡りやすくなります。また、お風呂に入りながら頭のマッサージで頭皮自体の血行もよくなるので、入浴中に頭のこりをほぐしてみるのも良いでしょう。
朝日を浴びる
人間の体内時計の時間は24時間ではなく少し長くなっています。朝方に日光を浴びることでこの体内時計をリセットすることができます。それによって、睡眠の時間がずれることがなくなり良質な睡眠をとることができます。
自分の時間をみつける
例えば、育児とお仕事の両立でなかなか自分の時間を見つけられない親御さんにとって、「自分の時間を見つける」ことは非常にハードルが高いです。しかしながら、家族の協力を受けて自分だけの時間を作ることで、美容院に行って髪の相談をする、ヘアケアに時間を作るだけでも、髪の状態は改善していきます。
趣味をもつ
休みの日にガーデニングをする、映画を鑑賞する、小説を読む。気持ちが安らげば、副交感神経が優位になり、ストレスが軽減されます。趣味をしている間、リラックス状態になり緊張を解きます。特に土日の休みの日は、仕事を忘れて自分の趣味に没頭することは精神的にはもちろん、髪にとっても良い効果をもたらします。
運動する
運動すれば体が温まります。そうすると、入浴と似た状態になりリラックスし副交感神経が働き始めます。また運動するとトレーニングに集中するので嫌なことを忘れいい気晴らしにもなります。おすすめは縄跳びです。自宅で手軽にかつ全身運動が容易に行えます。数百円しかかからないので財布にもやさしいですね。
腹式呼吸をする
過度なストレスで、呼吸が浅く速い人をみかけます。腹式呼吸することで、気持ちが和らぐかもしれません。
- まず口から息を5~6秒吐き出し、お腹を凹ませます。
- 次に、4~5秒鼻から息を吸いお腹を膨らせます。
- そして、5~6秒息を止めます。
これを1日に数セット行ってみてください。
大病予防にもストレス対策を
過度なストレスは高血圧を招くと言われています。ストレスが過食や飲み過ぎなどの行動変化を起こし大病に至る前に、周りからサポートを受けられるようにする、ストレス解消法を日頃から見つけ行動するようにしてみてはいかがでしょうか。